
2025年1月23日(木)に”Pre-UXイノベーションハブ”にて「UX共創Meetup#2」を開催しました。
当イベントは、UXメンバーシップ会員より事業展望や協業ニーズを発表いただき、新たな共創を生み出すことを目的としたピッチイベントです。
第2回目の開催となる今回の登壇者は、「新規事業や戦略の可能性を引き出してくれる企業・団体」3社です。
今回は、オンライン・オフライン含め総勢20名弱の方にご参加いただきました。
アーカイブ動画はこちら:https://youtu.be/R7Ca_W4Zodw
【イベント概要】 名 称:UX共創Meetup#2 日 時:2025年1月23日(木)15:00~17:00 会 場:Pre-UXイノベーションハブ 登壇者:◆エフエスラボ株式会社 代表取締役 佐藤 大吾氏 |
UX共創Meetupとは?
UXプロジェクトのテーマである、ライフサイエンス分野(医療、介護、健康、食、ビューティー、スマート農業等)の企業・団体の共創創出を目的としたミートアップイベントです。
登壇者は、UXメンバーシップ会員の企業・団体から4社程を選抜し、ビジネスモデルの紹介、協業への想いについて5分間でピッチいただきます。
ライフサイエンス分野に関わる事業者の強いパートナーとなる企業・団体3社による共創ピッチ
登壇したのは、新規事業や戦略の可能性を引き出してくれる企業・団体3社です。
ピッチ時間は、1社あたり5分。その後、参加者、モデレーターより約8分間の質疑応答を行います。
|1st Pitch エフエスラボ株式会社
1社目の登壇者は、エフエスラボ株式会社 代表取締役の佐藤 大吾氏です。
体にうれしい機能や安全性が示された食品につけられる「機能性表示」。この表示を付けることで、食品に「健康」という付加価値がつき、消費者に選ばれるきっかけに繋がります。
同社では、この「機能性表示食品」取得までの科学的根拠の確立や届出支援、届出後の市場(国内外)展開の支援まで一括したサポートを行われています。
そんな「機能性表示食品」業界にも課題があります。それは、特定の素材を使用した商品が増加し、市場での競争が激化していること。また、開発にかかる時間・金銭・需要が不明瞭なため、新たな素材開発のハードルが高くなっていることです。
そこで、新規機能性表示食品の開発・販売促進に貢献するため、売り手と買い手の需要を繋ぐマッチングプラットフォームを現在構想中であるとのこと。本格的な事業化に向けて、プラットフォームを構築してくれるシステム開発者や課題を抱える事業者とのマッチング求めていることを発表いただきました。
|2nd Pitch 株式会社熊本日日新聞社
2社目の登壇者は、株式会社熊本日日新聞社の深川 杏樹氏です。
創立(1942年)から80年余り、熊本の「喜怒哀楽」あらゆるニュースを記事にしてきた地場メディア(新聞社)。時代の流れに則し柔軟に変化していく企業体質により、現在は紙からデジタルへの移行だけに留まらず、地域課題に焦点をあてた課題解決型事業を広く展開されています。
これまで培ってきたネットワークを活かし、新たな6つの事業(コワーキング事業・スタートアップ支援事業・高齢者eスポーツ事業・販売店の配達網を活用した高齢者向けサービス事業・台湾人の生活情報サポート事業・地域課題解決事業)をスタート。主にメイン読者層である40~60代の中・高齢者に関わる課題にフォーカスし、ライフウェルネスの実現に寄与する意向を発表いただきました。
今後は、業種・業界の異なる事業者や地域課題解決に取り組みたい企業と連携・協業を希望されており、新たな事業へ積極的にリソースを投資していくポジティブな姿勢を示していただきました。
| 3rd Pitch 熊本大学 熊本創生推進機構
3社目の登壇者は、熊本大学 熊本創生推進機構 イノベーション推進部門の髙見 宏美氏です。
熊本大学で産学・地域連携の窓口となる部門に所属されており、企業と学内教授のマッチングから社会実装まで全体のコーディネートを担うURA(研究コーディネーター)として在籍されています。
過去、民間企業の知財部署在籍時に特許について学ばれた経験から、現在は特許戦略や補助金申請など法務的な手続きのサポートからマーケット戦略にいたるまで幅広く支援をされています。
現在、ディープテックSU創出を目指し大学がハブとなり、銀行やベンチャーキャピタルとの積極的な連携を行っているとのこと。この取り組みが熊本の新産業創出に繋がっていくことへの期待値をお話いただきました。
また、様々なセクターが集積している熊本大学との連携や協業を検討している企業・団体とのマッチングも希望されているとのこと。
大学・研究機関の門は広く開かれており、まずは構想段階でも話を聞かせてほしいとウェルカムな姿勢を示していただきました。
今回ご登壇いただいた3社の発表は、新たな事業の形を提案し、活動の裾の尾を広げてくれるような取り組みでした。
最後は、UXプロジェクトの「U」と「X」のポーズで集合写真を撮りました。
アーカイブ動画はこちら:https://youtu.be/R7Ca_W4Zodw
ピッチ後のネットワーキング
ピッチが終了し、会場では交流会の時間に移ります。
本イベントをきっかけに広がってゆくUXメンバーシップ会員・関係者同士の繋がりの輪。第2回目の開催となった今回も、新たな共創が生まれそうな予感。
少しずつ、確かな一歩を踏んでゆく。
この日をきっかけに人との繋がりを活かし、新たな一歩を踏み出し続けてほしいと思います。
【問い合わせ先】
UXプロジェクト事務局:ux.project@tohmatsu.co.jp