10月18日(金)、UXプロジェクトの拠点である“Pre-UXイノベーションハブ”にて、令和6年度実証実験サポート事業のキックオフイベントを開催しました。
会場には、総勢50名近くのUXプロジェクトの関係者が集まりました。
開会挨拶
熊本県 商工労働部 産業振興局 産業支援課長の荒木 貴志より、開会の挨拶を行いました。
令和6年度実証実験サポート事業 採択企業6社による実証概要のご紹介
令和6年度実証実験サポート事業の採択企業6社のご担当者様より、5分間で実証概要についてご紹介いただきました。
1社目は、株式会社Space Food Lab.の浅野 高光氏。
【事業名】健康寿命延伸のための行動変容促進事業(プロジェクト名:Happiness in Choice)
2社目は、株式会社くまもと健康支援研究所の松尾 洋氏。
【事業名】ビジネスケアラー相談援助 AIチャットボットの開発
3社目は、株式会社ココロミルの林 大貴氏。
【事業名】「世界初!スマートフォンアプリで心疾患を早期発見」事業
4社目は、トイメディカル株式会社の竹下 英徳氏。
【事業名】熊本県における高齢出産女性の栄養状態のモニタリングと吸収されない塩が及ぼすQOLの改善を実証
5社目は、ファーマーズサポート株式会社の春日 良一氏。
【事業名】畜産の生産性向上に寄与する画像のAI解析による牛の発情・個体識別検知システム実証事業
6社目は、株式会社Rootの岸 圭介氏。
【事業名】スマートグラスによるMR(複合現実)農業体験で、介護施設のサービス向上と、周辺農園の収益力強化を支援する事業
過年度の実証実験サポート事業の採択企業2社による実証概要とその後の取り組み紹介
過年度、実証実験サポート事業に採択企業様より、事業内容の紹介と事業後の取り組みについてご紹介いただきました。
1社目は、令和5年度(2023年度)の採択企業である株式会社社血栓トランスレーショナルリサーチラボの神窪 勇一氏。
【事業名】県民の健康寿命を延伸する新規医療提供サービスの開発~血栓症リスクを最新の血液凝固検査で探知~
2社目は、 令和4年度(2022年度)の採択企業である医療法人桜十字(桜十字グループ)の那須 一欽 氏。
【事業名】睡眠可視化で快眠サポート~生活習慣病の予防~
「これからのUXを語ろう」をテーマにパネルディスカッション
パネルディスカッションに入る前に、熊本県 商工労働部 産業支援課 課長の荒木貴志より「UXイノベーションハブ基本構想」について説明を行い、パネルディスカッションに入っていきました。
テーマは、「これからのUXを語ろう」。
登壇者だけでなく、会場にお集まりの皆さまと一緒に、これからのUXプロジェクトのあり方についてハード面・ソフト面の両面から考えていきました。
今回パネリストとしてご登壇いただいたのは、以下の6名です。
・肥銀キャピタル株式会社 創業支援グループマネージャー 新宅 祥平 氏
・株式会社再春館共創ラボラトリー パートナー 福島 充 氏
・桜十字グループ 執行役員 CMO 那須 一欽 氏
・熊本県 商工労働部 産業振興局 産業支援課長 荒木 貴志
・熊本大学 熊本創生推進機構 高見 宏美 氏
・トイメディカル株式会社 代表取締役 竹下 英徳 氏
モデレーターは、有限責任監査法人トーマツ 地域未来創造室 マネージャー 田島 大地が務めました。
そして、パネルディスカッションが行われている傍ら、ディスカッションの内容をリアルタイムでイラストに描き起こしていく「グラフィックレコーディング」を行いました。
今回グラフィックレコーディングを担当していただいたのは、アカキカクの近藤 茜さん。
議論の様子や内容が、徐々に絵として出来上がっていく様子が非常に面白い取り組みです。
産官学金それぞれの視点からの意見やアイデアが飛び交い、出来上がったのは…
UXプロジェクト、ライフサイエンス分野は、言葉が一人歩きし枠として捉えにくい点もありますが、UXプロジェクトの関係者の頭の中がイラストとして可視化されることで、
現状の課題や必要に感じていることなど、みんなが同じスタートラインに立って、これからのUXプロジェクトについて考えることのできた機会となりました。
Innovation Fes. Kumamotoに関するお知らせ・ご案内
2025年度、通常ならばDEMOデイとして本事業の成果報告会を実施しますが、今年度は報告会だけでは終わらせたくない、そんな思いから熊本県×熊本市×FIVE RINGS実行委員会の3者共同で「Innovation Fes. Kumamoto」として、2025年2月27日(木)、熊本城ホールにてイベントを開催することに決定し、今回キックオフイベントにて情報を初公開しました。
まだ、未公開の情報もございますが、既に参加申込みを可能となっております。
「Innovation Fes. Kumamoto」に関する詳しい情報は、【こちら】
HPリンク:https://if-kumamoto.studio.site/
そして、イベントは終了。
様々な業界・業種、専門性を持った人が集まった会場では、早速名刺交換が始まっていました。
本イベントが刺激となり、更なる繋がりや共同が生まれ、新たなイノベーションが生まれる火付け役になっていたら嬉しいです。