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令和6年度 実証実験サポート事業 採択企業6社のリアルな声を集めました!

R6年度 実証実験サポート事業の採択事業者の声

令和6年度実証実験サポート事業の採択事業者6社より、応募のきっかけや実証実験を行った感想、熊本県での今後の取り組み予定について伺いました。

令和7年度実証実験サポート事業への応募を検討されている方は、ぜひご一読ください。

<事業者属性>

  • 熊本県内事業者/1
  • 熊本県外事業者/3
  • 2回目以降の採択事業者/1
  • 再チャレンジ事業者(過去に不採択の経験を有する事業者)/1

 

熊本県内事業者

株式会社くまもと健康支援研究所 代表取締役 松尾 洋氏

  • 事業名:ビジネスケアラー相談援助 AIチャットボットの開発
  • テーマ:医療・介護
  • 所在地:熊本県
  • ホームページ:http://www.kwsi.co.jp/
  • 事業者コメント:

 仕事と介護を両立する「ビジネスケアラー」の支援に特化したAIチャットボットの開発に取り組みました。社内でも対応の必要性を強く感じていたことから本事業に応募しました。熊本県の協力のもと、セミナーやアンケート、試験導入等の周知の支援をいただき、県内企業からは想定以上の反響があり、実践的な意見を通じて、AIチャットボットの精度向上に直結する具体的なフィードバックを得ることができました。今後は、リテラシー研修や通院同行支援など、熊本県の人材課題に継続して取り組んでいきたいと思います。

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熊本県外事業者

株式会社Space Food Lab.  取締役 浅野 高光氏

  • 事業名:健康寿命延伸のための行動変容促進事業(プロジェクト名:Happiness in Choice
  • テーマ:健康・食
  • 所在地:福岡県
  • ホームページ:https://spacefoodlab.space/
  • 事業者コメント:

 慢性炎症の抑制効果がある成分を含む「納豆」を活用し、健康寿命延伸に向けた行動変容を促す取り組みを行いました。本テーマへの関心が高く、地域企業や行政との連携が可能な環境が整っていたことから、熊本県を実証のフィールドとして選びました。地元納豆メーカーとの協業を通じて、共創型の実証の難しさとやりがいを体感し、短期間で検証を重ねる貴重な経験を得ることができました。今後は、納豆のスポーツ分野への海外展開や、サウナ・水風呂を活用した健康寿命延伸に関する新たな実証にも熊本県で挑戦していきたいと考えています。

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ファーマーズサポート株式会社 代表取締役・春日 良一氏

  • 事業名:畜産の生産性向上に寄与する画像のAI解析による牛の発情・個体識別検知システム実証 スマート畜産管理システムMOOVIE(モービー)~カメラによる牛の発情検知~
  • テーマ:スマート農業
  • 所在地:鹿児島県
  • ホームページ:https://farmers-s.co.jp/
  • 事業者コメント:

 牛の畜産が盛んな熊本県での事業展開を視野に、本事業へ応募しました。現地の実情に即した研究開発の場として熊本県で実証を行い、県や事務局の手厚い支援のもと、スムーズにプロジェクトを進行することができました。課題が生じた際にも迅速に対応いただき、着実に研究開発を進めることができた点は大きな成果です。今後も県内の畜産現場と連携し、地域課題の解決に貢献する商材や技術の提供を継続して実施してまいります。

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株式会社Root 代表取締役 岸 圭介氏

  • 事業名:スマートグラスによるMR(複合現実)農業体験で、介護施設のサービス向上と、周辺農園の収益力強化を支援する事業
  • テーマ:スマート農業
  • 所在地:神奈川県
  • ホームページ:https://root-farm.com/
  • 事業者コメント:

 スマートグラスを活用し、収穫や箱詰め作業を自らの手で体験できるMR(複合現実)農業体験アプリの開発に取り組みました。今回、熊本県内事業者との共創の可能性を感じ、その関係性を起点にアイデアの事業化を目指し本事業に応募しました。必要経費の支援を受けながら、県内パートナーと実証・開発を具体的に進めることができました。今後は、事業化したサービスを熊本県内に広く普及させ、地域に根ざした継続的な取り組みを行っていきます。

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2回目以降の採択事業者

トイメディカル株式会社 代表取締役 竹下 英徳氏

  • 事業名:熊本県におけるママ・プレママ含めた女性の栄養状態モニタリングおよび塩分ケアによる健康・食のQOL改善についての取り組み
  • テーマ:医療・健康・食
  • 所在地:熊本県
  • ホームページ:https://toymedical.jp/
  • 事業者コメント:

 熊本県の健康課題に対応するため、本事業に今回で2度目の参加となりました。今回は、妊産婦の栄養管理支援を目的に、医療機関以外でも栄養チェックが可能な仕組みづくりに取り組みました。医療機関との新たな連携が生まれ、妊産婦のリアルな健康データを取得できたことで、課題に対する解像度が更に高まりました。今後は、塩分オフセット技術を活用し、妊産婦・子育て領域への展開を目指していきます。継続的な参加を通じて、事業の深化と新たな連携機会を得ることができた機会となりました。

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再チャレンジ事業者

株式会社ココロミル ソリューション事業本部 山田 舜氏

  • 事業名:世界初!スマートフォンアプリで心疾患を早期発見
  • テーマ:医療・介護・健康
  • 所在地:東京都
  • ホームページ:https://kokoromil.com/
  • 事業者コメント:

 循環器病対策という熊本県の社会課題に挑むべく、本事業に再チャレンジしました。代表の故郷でもある熊本は、ライフサイエンス分野への積極的な取り組みやチャレンジを歓迎する風土があり、改めて挑戦の地として、熊本を選びました。今回は、新たなプロダクト開発と実証に取り組み、行政・企業・医療機関など多様な関係者との連携が実現できました。特に官民共創の象徴であるデモデイでは、圧巻のスケールで多様な関係者との繋がりが生まれました。現在も県内の関係者と連携を続け、地域医療やメディアと繋がる体制づくりを進めています。

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