進行中の取組み

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令和7年度(2025年度)実証実験を開始します!

令和7年度(2025年度)UXプロジェクト実証実験サポート事業に採択された7社について、以下のとおり実証実験を開始します。

慢性疾患の身近な予防・管理を目指した自動臨床検査システム・プラットフォームの実証事業

  • 採択企業 ACSIRYO株式会社

当社は、慢性疾患の予防・管理のため、血液・尿の生化学検査を通院無しで完了できる自動臨床検査システムと、検査データを医療従事者の方へつなぐことが可能なWebプラットフォームを開発することによって、地域社会における医療アクセスに対する課題の解決、健康管理への新たな主体性を創出して参ります。

熊本県産シルク×特許技術&桑葉×有機JASで中山間地に新産業と雇用創出

  • 採択企業 株式会社あつまるホールディングス
  • フィールドサポーター 株式会社再春館製薬所

当社は、熊本大学認定ベンチャー「チャーリーラボ」と農研機構との共同研究により、全く新しいシルク原料を開発しました。本プロジェクトでは、この原料を活用し、シルクに特化した化粧品ブランド「COKON LAB(ココン・ラボ)」からシャンプーとコンディショナーを新たに生み出し、モニター調査を通じてシルクの魅力を広く知っていただく機会を提供して参ります。
さらに、シルクに関連する取り組みとして25haの天空桑園でオーガニックの桑葉を栽培しております。桑葉に含まれる成分には血糖値を下げる効果が期待されており、私たちが育てたシルク配合の「桑葉青汁」も、皆さまの健康を支える製品の一つになれるよう効果を検証して参ります。

「お腹ソムリエ」を核とした”見える健康経営”実証事業

  • 採択企業 株式会社HIL

当社が運営する「お腹ソムリエ」は、超音波技術と独自アルゴリズムにより脂肪や筋肉の状態を評価し、これまで発見が難しかった”隠れ肥満”や”筋力低下リスク”をリアルタイムで可視化する予防支援サービスです。測定結果をその場で視覚的にフィードバックすることで強力な行動変容を促進します。本実証実験では、熊本県内企業にて約100名を対象に多面的効果検証を実施し、熊本発の健康改善モデル構築を目指します。

藻で挑む、畜産と地域の共生実証モデル~悪臭・暑熱ストレス・感染リスクを抑え利益も改善~

  • 採択企業 株式会社KJバイオ

当社は、カミチクグループとデンソーが設立した合弁会社で、デンソーから技術や研究員を継承しました。本プロジェクトでは、熊本畜産流通センターや東海大学と連携し、コッコミクサKJを豚の飼料に加えることで、暑熱ストレスや感染症を抑え、飼育成績向上と養豚経営の収益改善に取り組みます。さらに腸内細菌を解析し、悪臭や温室効果ガスの削減に関するデータを取得し、畜産と地域が共生できる持続可能な新しいモデルを発信していきます。

新たな口腔ケアの在り方とその効果に関する実証実験プロジェクト

  • 採択企業 株式会社再春館製薬所

当社は、「明日が楽しみと思える毎日」を創造する「ポジティブエイジカンパニー」を目指していくことを宣言しています。その一つの柱としてフレイル対策にも注力していきます。これまで取り組んできている痛みの治療や筋力サポートに加え、フレイル対策にかかわる商品・サービスを拡大していきたいと考えています。

日清製粉との協業に向けた塩分オフセット食による食を通じた健康づくりの推進

  • 採択企業 トイメディカル株式会社

当社は、美味しいと健康をトレードオフにしない世界の実現に向け、過去2回、UX実証プログラムに参加しております。初回は我々の塩分オフセット技術の効果検証、2回目は調味料に使用した際の妊婦さんのQOL改善検証、そして、今回より多くの方に我々の塩分オフセット食を実際に喫食いただき、健康的な食生活において実際に違和感なく食べ続けられるか、それがどのように受け入れられるかについて検証して参ります。

”怪我ゼロ社会”へ、非侵襲粘弾性測定センサーを用いたプロスポーツ選手の筋損傷予防と回復の社会実証実験

  • 採択企業 タグル株式会社
  • フィールドサポーター 医療法人桜十字

当社は、大阪大学発技術による非侵襲粘弾性測定センサーで筋肉の状態を定量化し、怪我リスクを“見える化”する社会実装に挑戦しています。本実証では、プロアスリートを対象に予兆検知と予防介入を行い、熊本ヴォルターズ、医療法人桜十字、国立大学法人 熊本大学と連携して、医療・研究・地域を横断するモデル形成を推進します。将来的にはユース層や教育・医療分野へも展開し、“怪我ゼロ社会”を目指します。