環境負荷が少ない廃棄果皮からの繊維抽出-亜臨界を用いる柑橘果皮からのファイバー回収-
本取組みのポイント
● 世界2位の環境破壊産業と言われ、石油由来(化学繊維・化学染料)の原材料からの製造が160年続くアパレル産業について、環境負荷のかからない天然素材産業への転換を目指し、熊本の資源を活用した製品作りを通した生活提案を行う
● 熊本は柑橘類の生産が盛んであるが、柑橘類は果汁にする場合、80%が廃棄されている。オレンジファイバー技術を確立することで、大量の産業ゴミの有効活用、環境負荷の低い熊本の資源を活用した糸の製造を目指す
概要
熊本大学と共同研究を行い、柑橘類の果皮からより多くの天然繊維(セルロース)を効率的に抽出する方法を検証する。抽出方法として、従来の回分式(タンク型)での1段処理に加え、半流通式(タンク型、管型)での2段処理を実施し、繊維抽出時の温度や時間などの最適条件の設定や製品化に向けた抽出繊維の質の確認などを実施する
熊本大学と共同研究を行い、柑橘類の果皮からより多くの天然繊維を抽出す大る方法(亜臨界抽出法)の確立を目指す
実施期間
2023年9月~2024年2月上旬
実施内容
熊本大学と柑橘類の果皮からの天然繊維の抽出方法について共同研究を実施
● 回分式での最適な抽出条件を検証
● 半流通式での最適な抽出条件を検証
● 上記により抽出した繊維の質の検証
取組成果
実施スケジュール
問い合わせ先
UXプロジェクト運営事務局
メールアドレス:ux.project@jp.ey.com